岡山のベッドタウン早島町へ!県内唯一の人口増加と「住みここち1位」の秘密に迫る
早島町(岡山県)ーー1718ニホン探索(98/1,718)
白壁の蔵を活用した「早島観光センター」
早島駅。岡山駅までJRで10分程度の利便性。
全国47都道府県の1,718の市町村を巡る「1718ニホン探索」の旅。今回は、岡山県内での初めての訪問地となる早島町(はやしまちょう)へと足を運びました。岡山市と倉敷市という大都市の間に挟まれた県内で一番小さな町でありながら、驚くべきことに岡山県内で唯一人口が増加し続けている活気あふれるエリアです。
旅の途中、町内のスポットも実際に巡ってみました。歴史を感じさせる白壁の蔵や、古民家を活用した素敵なカフェや施設が点在しており、コンパクトながらも見応えがたっぷりと詰まっています。なぜこの小さな町がこれほどまでに人々を惹きつけてやまないのか。役場の企画課ご担当者様へのインタビューを交えながら、その魅力の核心に迫ります。
訪問先のオリジナルソングを作っています。ぜひブログと共にお楽しみください。
Yo, Check it out. 岡山の隣、見落とすなよ地図の上 だけど胸を張れ、ここが俺らのHome Ground 行くぜ! 車を走らせれば倉敷・岡山すぐそこ 宇野線(うのせん)コトコト、未来へ向かうスジ金(すじがね) 「県内で一番小さい町」ってサイズ? ナンセンス 広さより大事なのは「心地よさ」のセンス! ランキング知ってるか? 岡山6年連続1位(No.1!) 中国地方だって5年連続2位をキープだぜ、誇らしいぜ! しかも県内唯一「自立持続可能性」 未来へのパスポート、すでに手に入れたぜ、Yeah! そう、ただのベッドタウンじゃない、歴史が息づく街 古い蔵や白壁、味わい深いね、あちこち 「不老のみち」歩けば、心も体も軽やか 歴史の風を感じる、マイペースな散歩道よ、ふふっ 子育て世代も大満足、切れ目のないサポート 笑顔が連鎖する、このアットホームなボトムライン! 小さなBodyに秘めたBigなDream & Peace それが早島スタイル、誰もが惚れるビート 歩こうよ この街を、「いぬる(帰る)」場所がある幸せ 「ぼっけえ」すごい、この住みここち、誰もがうらやむParadise! そう、ここが俺たちのLive & Life, Hayashima Town! 交通アクセス抜群、どこへ行くのもスムーズ バイパスもスイスイ、ストレスフリーのクルーズ さらに驚け、なんとコミュニティバスが無料! お財布にも優しくて、みんなの足として大活躍よ 役場の人も、ご近所さんも、みんながファミリー 温かい繋がりが、この町の最大のエネルギー! スーパーも病院も、コンパクトにギュッと凝縮 都会の喧騒(けんそう)? そんなのここでは無縁の特等席 ふと立ち止まる夕暮れ、「おえん(いけない・ダメ)」なんて言わせない この穏やかな空気感が、私を包み込んでくれるの、Day by Day 誇れる我が町、もっと好きになる、今夜もBeatに乗せて! 小さなBodyに秘めたBigなDream & Peace それが早島スタイル、誰もが惚れるビート 歩こうよ この街を、「いぬる(帰る)」場所がある幸せ 「ぼっけえ」すごい、この住みここち、誰もがうらやむParadise! そう、ここが俺たちのLive & Life, Hayashima Town! 小さな町から世界へ響かせろ、Peace! この居心地、ずっと守っていこうね。 Hayashima... Yeah, 最高のHome。
大都市に挟まれた抜群の利便性と、手厚い子育て支援
役所を訪れ、まず気になっていた「なぜこの町だけ人口が増えているのか」という疑問について話を伺いました。ご担当者様によれば、令和7年の国勢調査(令和2年との比較)において、岡山県内27市町村の中で人口が増加しているのは早島町だけであり、岡山市や倉敷市といった主要都市でも人口が減少する中でこの結果は非常に稀有であり、ありがたいことだと語ってくださいました。
人口増加の大きな要因として真っ先に挙げられたのが、岡山市と倉敷市のちょうど中間に位置するという抜群の立地条件です。JR早島駅には快速マリンライナーが停車し、岡山駅までわずか約10分というアクセスの良さを誇ります。車社会であるこの地域では、高速道路のインターチェンジも近くにあり、遠方への移動もスムーズです。土地の価格面だけでなく、生活利便性の高さが若い世代の支持を集めています。
さらに、町による徹底した子育て支援施策も強力な磁力となっています。町内の幼稚園への給食導入や、小中学校の給食費無料化を実施しており、子育て世帯の経済的負担を大きく軽減しています。更に子供の医療費負担を18歳(高校生相当)まで無料にしています。財政負担の大きい大規模自治体では実現が難しい手厚い支援をあえて行うことで、「子育てをするなら早島町で」という強い動機を生み出しているのです。
いかしの舎(カフェ)
歴史と文化の散歩道「不老のみち」
ゆるびの舎(コンベンション施設)
住民の足となる無料コミュニティバスと、受け継がれる歴史
町内を歩いていて印象的だったのが、住民の生活をきめ細やかに支えるインフラの充実ぶりです。早島町では、町内を循環するコミュニティバスをなんと無料で運行しています。高齢者の買い物や通院の足としてだけでなく、子供たちの通学手段としても重宝されており、住民の生活満足度を大きく高める要因となっています。
また、町制施行130周年を迎えた今年は、2月の記念式典に続き、3月にはJR早島駅の改修完了に伴う式典が行われるなど、未来へ向けた街づくりが加速しています。かつて一大産業として栄えたイグサの名残を伝える古民家「いかしの舎」をはじめ、歴史ある建物や文化が大切に保存されているのもこの街の魅力です。
町内には、歴史的遺物をたどりながら住民の健康増進を図るウォーキングコース「不老の道」が整備されており、南・西・東回りのコースが用意されています。詳細な情報は、道挟んで北側にある町民総合会館「ゆるびの舎」内の生涯学習課で得ることができますので、訪れた際はぜひ足を運んでみると良いでしょう。
戸川家記念館
早島町歴史民俗資料館
ふれあいの森公園
早島町の情報まとめ
岡山県の南部、岡山市と倉敷市の間に位置する、人口約1.2万人の町。県内で一番小さな面積でありながら、優れた交通アクセスと手厚い子育て支援を背景に、県内で唯一人口が増加している活気ある自治体。「街の住みここちランキング」でも高い評価を得ています。
産業: かつては全国的に知られた「イグサ産業」が盛んでしたが、現在は宅地開発が進み、住宅地や商業施設がコンパクトにまとまったベッドタウンとしての性格を強めています。
文化・観光: イグサ文化の面影を残す古民家を改修した「いかしの舎」や、歴史遺物を巡るウォーキングコース「不老の道」など、歴史と現代が共存するスポットが点在しています。
グルメ: 地元の特産品を活かしたカフェメニューや、駅前の観光センターなどで提供される和スイーツ(わらび餅など)が訪れる人々の楽しみとなっています。
今回お話を伺った方
早島町役場 企画課 ご担当者様 岡山県内で唯一の人口増加を続ける早島町において、町の魅力を形作る立地特性や充実した子育て支援施策、住民の生活を支えるコミュニティバスの運行など、町の現在と未来について熱く語っていただきました。コンパクトな町のなかに温かいコミュニティと確かな行政施策が息づいていることを教えてくださった、頼もしい行政の担い手です。
筆者プロフィール
福本 拓元(ふくもと たくゆき) 株式会社ニホンノチカラ 代表取締役。1975年愛媛県生まれ。18歳で渡米し、異文化の中で「日本の価値」を再認識。帰国後、株式会社ユーグレナの創業に参画し、取締役として東証一部(現プライム)上場に貢献。「ミドリムシで地球を救う」活動に20年捧げた後、2025年、原点である地方創生を目指し「ニホンノチカラ」を創業。全国1,718市町村を巡り、地方の宝を発掘する「1718ニホン探索」を継続中。











